【映画】工作 黒金星と呼ばれた男【1度は見たい映画★★★★★】

韓国軍で少佐であったパク・ソギョン（ファン・ジョンミン）は韓国国家安全企画部から北朝鮮の内部事情を調べるべく工作員になれと指令が下り、北朝鮮の核開発の阻止だけが朝鮮半島を救う道だと言われる。

北朝鮮の権力層に潜入し内情を探れと直属の上司である国家安全企画部室長チェ・ハクソン（チョ・ジヌン）に指令を受け、将校であった過去を捨て事業家に扮する。

北朝鮮の外貨獲得セクションで所長職にあるリ・ミョンウン（イ・ソンミン）は外貨を北朝鮮内に流し込むべく常に資本主義国との接点を配下に探らせている。

リ所長は厳しい台所事情を改善すべく、実業家に扮した国家安全企画部諜報員のパク・ソギョンに接近する。感情を隠し、説得や脅迫、懐柔も巧みにできる強靭で厄介な人物とパク工作員の目には映った。

が、実のところは祖国を思う気持ちはとても純粋なもので、最下層の困窮者をどうにかしたいと誰よりも願っている人物であった

接触工作から6ケ月、ようやくリ・ミョンウン北朝鮮対外経済委員会所長のパク工作員への接触が始まる。

北京の高級ホテルの個室に呼び出されたパク工作員は盗聴器などが無いか身体検査を受ける。
同席したのは、リ所長とその部下の北朝鮮対外経済委員会部長のキム・ミョンス（キム・ウンス）、そして北朝鮮国家安全保衛部課長のチョン・ムテク（チュ・ジフン）。

キム部長はパク工作員の手土産のRolexを見ると手放しで、共和国の重要なお客様パク・ソギョンさんを心より歓迎しますと声を上げる。

チョン課長はパク工作員を忌み嫌い最後まで打ち解けるとこは無いがビジネスには前向きでな姿勢を見る。

その席でリ所長は韓国企業の北朝鮮での事業進出をパク工作員に依頼する。

長期的な外貨獲得のために韓国企業を北朝鮮に誘致し、広告展開を北朝鮮内で進めることに合意したリ所長。だが、リ所長はパク工作員に本気で笑顔を見せてはいたのかはわからない。

リ所長から金正日将軍がパク工作員に会いたい、平壌に来て欲しいと連絡を受け、平壌の地に降り立つパク工作員。

目隠しをされ、兵士に付き添われ、平壌の街中を通り抜け、金正日将軍のもとへ向かうパク工作員。

平壌の街がものすごくうまく再現され、本当に平壌の中に来てしまったかのようです。

送迎車からさらに船に乗り換え、到着すると物々しい数の警備兵が隊列を組み待ち構えていた。

号令とともに道が開き、リ所長が姿を現す。

謁見の間が開かれ、広く光の射す室内には金日成と金正日の肖像画が壁一面に描かれていた。金正日の姿はまだ見えない。

兵士を脇に従え2人が待っている部屋に現れる金正日。

この後、事業交渉で金正日と談を交える場面になりますがその姿は本物そっくり。詳しくは本編をご覧ください。

金正日の許可がおり、北朝鮮の地に韓国の広告を展開する事業が始まることとなった。

カモフラージュされた核開発施設への調査も勢いづいた。

核開発エリアに侵入するために、高句麗時代の王墓を調査したいとチョン課長に相談するパク工作員。

王墓が見つかれば外貨獲得につながり、昇進にも大きく関わると力説するパク工作員に、満更でもない顔をするチョン課長。

リ所長との電話で部屋で待つと伝えるパク工作員。ただそれがリ所長の部屋であるとは伝えずに。

リ所長からの指示と思い込んだ北朝鮮安全企画部工作員のホン・ソル（チョン・ソリ）は所長の部屋の鍵を開け、パク工作員を中に入れてしまう。
その間に部屋の電話機に盗聴器を仕掛けるパク工作員。

北朝鮮の地方の描画。粗末なバラックが立ち並び、暖をとるのは薪のみ、飢えで餓死者が街中に溢れ、死体は山積みなっている有様。

この辺りの描画は非常にリアリティあふれるものとなっていますね。

韓国への武力挑発が共和国（北朝鮮）に負の効果をもたらすと金正日に諫言するパク工作員とリ所長。

また、軍が南より獲得した外貨の一部を横領したことが発覚し震え上がるチョン課長。